COLUMN
飲食店のインスタ集客を成功させる運用方法｜運用を失敗しないために

1．お店のカタログとなる通常の投稿

まず基本となるのが、プロフィール画面にずっと残る写真や動画の投稿です。ここはお店の公式な「カタログ」や「メニューブック」だと考えるとイメージしやすいかもしれません。

自慢の料理が美味しそうに見える写真や、お店の素敵な雰囲気が伝わる内装などを投稿して、お店の魅力をじっくり伝え、お客様の信頼につなげましょう。

2．お店の"今"を伝える、短い動画や消える投稿

こちらは、お店の「日替わり黒板」のような役割です。

短い動画（リール）

ジュージューという調理音や、スタッフの明るい笑顔など、写真だけでは伝わらないお店の活気を届けられます。「なんだか楽しそう！」と感じてもらうのに最適です。

24時間で消える投稿（ストーリーズ）

「本日限定のまかない飯」「雨の日サービス」など、"今だけ"の情報を気軽に発信できます。「今行きたい！」というお客様の気持ちを後押しするのに効果的です。

通常の投稿とリール動画・ストーリーズの2種類を使い分けるのが、インスタ運用の基本です。次のセクションでは、実際のインスタ運用を想定した手順について解説します。

STEP1：お店の「土台」を固める

• プロアカウントに切り替えましたか？：分析機能が使えるお店用の設定です
• プロフィールに、お店の魅力や営業時間、住所は書いてありますか？
• アイコンは、お店のロゴや看板メニューなど、一目でわかる写真になっていますか？

STEP2：お客様を惹きつける「投稿」を作る

• 写真は、明るくて清潔感があり、料理が美味しそうに見えますか？
• 投稿文に、料理のこだわりや開発の裏話など、オーナー様の思いは入っていますか？
• 「#地域名＋料理名」（例: #渋谷イタリアン）など、お客様が探しそうな言葉を入れていますか？

STEP3：ファンを増やす「交流」をする

• お客様からのコメントに、感謝を込めて返信できていますか？
• 24時間で消える「ストーリーズ」で、限定情報やキッチンの裏側などを発信していますか？

STEP4：もっとよくするための「振り返り」

• （プロアカウントの機能で）どの投稿が人気だったか、定期的に見ていますか？
• お客様からの「こんな情報が欲しい」という声に、耳を傾けていますか？

最初からすべて完璧にやろうとせず、まずはできることから始めてみましょう。 もし、運用を進める中で「もっと効果的な方法を知りたい」「プロに任せてみたい」と感じた際は、いつでも合同会社Four Seasonsへご相談ください。

魅力的なキャプション：顧客の心を掴む言葉選び

魅力的なキャプションは、写真や動画と同じくらい重要です。食欲を刺激するだけでなく、お店の雰囲気や料理へのこだわりを伝えることで、顧客の心を掴みます。キャプション作成のポイントは以下のとおりです。

料理の説明

使用している食材、調理方法、味付けなど、料理の魅力を具体的に説明することで、顧客の食欲を刺激します。

お店のこだわり

食材の産地、調理方法、お店の雰囲気など、お店のこだわりを伝えることで、顧客の共感を高めます。

ストーリー

料理にまつわるエピソードや、お店の歴史などを交えることで、顧客の興味を引きつけます。

質問を投げかける

顧客に質問を投げかけることで、コメントやDMでの反応を促し、エンゲージメントを高めます。

行動喚起

「いいね！」「コメント」「保存」「シェア」などの行動を促すことで、エンゲージメントを高めます。

絵文字

絵文字を使うことで、キャプションが華やかになり、読みやすくなります。

これらのポイントを踏まえ、魅力的なキャプションを作成することで、顧客の心を掴み、集客効果を高められます。

適切なハッシュタグ戦略：関連性の高いハッシュタグでリーチ拡大

インスタでより多くの顧客に情報を見てもらうためには、ハッシュタグ戦略が重要です。ハッシュタグは、投稿のテーマを示すラベルのような役割を果たし、顧客が興味のある情報を検索する際に役立ちます。適切なハッシュタグを使用することで、投稿の露出が増え、新規顧客獲得につながるでしょう。

効果的なハッシュタグの使い方には、いくつかのポイントがあります。まず、投稿の内容と関連性の高いハッシュタグを選ぶことが大切です。例えば、パスタの画像を投稿する場合、「＃パスタ」だけでなく、「＃イタリアン」や「＃ランチ」のような関連性の高いハッシュタグも追加することで検索されやすくなります。

次に、ハッシュタグの数を適切に設定することも重要です。ハッシュタグは多くても30個まで付けられますが、むやみに多くのハッシュタグを付けるよりも、投稿に関連する厳選したハッシュタグを付ける方が効果的です。

投稿頻度と時間帯：アルゴリズムと顧客行動を考慮

投稿する頻度や時間帯は、アルゴリズム、顧客の行動特性の両方を考慮する必要があります。闇雲に投稿するのではなく、より多くの顧客の目に触れるためには、戦略的に投稿する必要があります。適切な頻度と時間帯を理解し、投稿のリーチ数を最大化しましょう。

投稿頻度

あまりに投稿頻度が少ないと、顧客の目に触れる機会が減り、存在を忘れられてしまう可能性があります。反対に、投稿頻度が高すぎると、顧客に飽きられてしまい、フォローを外される可能性もあります。一般的には、1日1回から2回程度の投稿が適切といわれており、投稿する内容の質や顧客の反応を見ながら調整することが大切です。

時間帯

投稿する時間帯も重要です。例えば、ターゲット層がランチタイムや夕食時にインスタを利用する傾向が高いのであれば、その時間帯を狙って投稿することでリーチ数を最大化できます。インサイト機能を活用し、フォロワーの属性やアクティブな時間帯を分析することで、より効果的な時間帯を特定できます。

投稿頻度と時間帯は、アカウントの成長に大きく影響します。適切な頻度と時間帯で投稿することで、より多くの顧客にリーチし、エンゲージメントを高められるでしょう。

料理への「こだわり」

シェフが仕入れに行く様子や、手間暇かけた仕込みの動画を「職人の裏側」として投稿する。

お店の「雰囲気」

他のお客様がいない開店前や閉店後の、おしゃれな店内、特等席の様子を写真で紹介する。

「人」の魅力

接客担当のスタッフを簡単な動画で紹介したり、お客様へのメッセージを投稿したりする。

お客様は、単に「美味しい」だけでなく、「楽しい」「感動」「安心」といった付加価値を求めています。貴店ならではの面白いアイデアを見つけて、インスタ運用を成功させましょう。